はじめまして、えびブログです。記念すべき最初の記事になります。手探りで書いているので、温かい目で読んでいただけるとうれしいです。
突然ですが、うちの家族、祖父母の空き家を古民家カフェにしようとしています。築約70年。なかなかの年季です。
子どもの頃はよく遊びに行っていた家で、和室に寝転んでディズニーチャンネルを見るのが好きだったんですよね。自分の家ではCSが映らなかったので、祖父母の家でしか見られない特別感がありました。小学4年生で実家の隣に引っ越してからは「遊びに行く」感覚すらなくなって、もう当たり前にそこにある家でした。
その「当たり前」がじわじわと変わっていったのは、8〜9年前から。祖母がグループホームに移って、たまに帰ってくることはあったんですけど、それも少しずつなくなって。3年前に祖母が亡くなってからは、完全に空き家になりました。
で、今その家をカフェにしようとしているわけなんですが——古民家カフェって、やりたいと思ったときに最初にぶつかるのが「物件どうするの?」問題ですよね。理想の古民家に出会えるか、立地は大丈夫か、予算は足りるか。考えることが多すぎて構想段階で止まっちゃう方も多いと思います。
この記事では、古民家カフェの物件確保の方法を3パターンに整理しつつ、うちが「祖父母の空き家を使う」という道を選んだ経緯をお話ししていきます。
古民家カフェの物件確保、3つのパターン
物件の確保方法は、大きく分けて3つあります。
1つ目は購入。空き家バンクや不動産サイトで古民家を探して買うパターンです。自分の理想に近い物件を選べるのが魅力ですが、購入費+リノベーション費で初期投資はどうしても大きくなります。地方なら数百万円で手に入る物件もあるとはいえ、改修費を含めると総額1,000万円を超えることも珍しくありません。
2つ目は賃貸。初期費用は抑えられるんですが、内装工事にオーナーの許可が必要だったり、契約期間の制約があったり。そもそも古民家の賃貸物件って数が少ないので、探すのに時間と根気がいります。
3つ目は自己所有。実家や親族の家など、すでに手元にある物件を活用する方法です。うちはこのパターンですね。購入費がかからないので、初期費用を大きく抑えられるのが最大のメリット。
ただ、「自己所有なら楽でしょ?」と思われるかもしれないんですが、意外とそうでもないんですよ。家族間の合意形成という、お金とはまた違うハードルがあります。相続や名義の問題、家族それぞれの想い。物件を「探す大変さ」とは別の大変さがある、というのは先にお伝えしておきたいところです。
うちが祖父母の空き家を選んだ理由
「カフェやろう」と最初に言い出したのは、母でした。
実は私、大学時代にカフェでバイトしていて、一人暮らしを始める前はよく家でコーヒーを淹れたりしていたんです。母はそういう姿を見ていたのかもしれません。
で、その話を聞いたときどう思ったかというと、シンプルに「楽しそう」でした。壮大なビジョンがあったわけでも、地域活性化みたいな大きな話があったわけでもなくて。ただ、空き家のままでいるよりは、人が集まってゆったりできる場所になったほうがいいよなあ、と。
家族の役割分担は自然と決まりました。母と姉がカフェの経営メイン、私はIT担当。本業もIT系の仕事をしているので、ホームページやブログ、システム周りを手伝う立ち位置です。がっつりは手伝えないんですけど、自分の得意なところで貢献できるなら、それが自分なりの関わり方かなと思っています。
空き家をカフェにする前に確認しておくこと
ここからは、うちが今リアルタイムで調べていることの話です。古民家をカフェにするって、思った以上に確認することが多いんですよね。ざっと挙げるだけでもこれだけあります。
- 用途地域:その場所で飲食店の営業が認められているか
- 建築基準法:築70年だと「既存不適格」(建てた当時は合法だけど現行基準には合わない)の問題が出てくる
- 保健所の営業許可:手洗い設備や厨房の構造など、飲食店としての設備基準を満たすか
- 消防法:防火設備などの要件
- 固定資産税:住宅用地から店舗用地になると税額が変わる可能性がある
どれも「そりゃそうだよね」という項目なんですが、実際に自分ごととして調べ始めると、ひとつひとつが重たい。
そして、うちが今いちばん手こずっているのが、上のリストにない問題です。土地の分筆。
銀行の融資を受けるために土地を担保にする必要があるんですが、祖父母の家と実家がひとつの土地に含まれてしまっていて、これを分けないといけない。そのために測量士を呼んで測量して、登記をやり直す必要があるんですよね。これがなかなか大変らしいです。
「らしい」と書いたのは、このへんは母が対応していて、私は話を聞いているだけだからです。IT担当の守備範囲からは完全に外れてます。ただ、こうやって記事にまとめることで自分の理解も追いついていくので、ブログをやっている意味はあるなと。
今うちはここにいる——現在地と次のステップ
現時点では、土地の分筆と測量を進めつつ、融資の準備をしている段階です。カフェの内装やメニューの話はまだまだ先。
正直、わからないことだらけです。調べるたびに「え、これも必要なの?」が出てくる。でも、完成してからきれいにまとめるよりも、この手探りの過程をそのまま記録していくほうがリアルでいいかなと思っています。
このブログでは、古民家カフェが完成するまでの道のりを連載的にお届けしていく予定です。
次の記事では、古民家カフェのよくある失敗例と、うちが気をつけていることについて書いています。よければこちらもどうぞ。→古民家カフェの失敗例から学ぶ|開業準備中の私たちが気をつけていること
同じように古民家カフェを考えている方がいたら、ぜひ一緒に悩みながら進んでいきましょう。

コメント